ショートショート『地球人代表・タケシ』
pixivで開催している『執筆応援!ワンルームSSチャレンジ2』に参加してみました。
偶然目についたので。
とても珍しく完全オリジナルです。
星新一のショートショートとか、なんかそのあたりっぽい雰囲気の短編小説です。
私の書くものらしく「古典落語」感はあると思います。
お子さんにも読めるものを、そういう健全な気持ちで書きました。
なぜでしょうね。
近頃はゲームも「子供向け」に作風を変えていこうなんて考えたり。
薬物だセックスだ殺人だ犯罪だ。
そういうものばかりを書いていると、時折なんだか柔らかいものを作りたくなるのです。
ウンメイドアとかね(笑)
この小説もそういうものです。
引きこもり少年と家族の物語。
読み終わったあと、ほんの少し気分が良くなるかもしれません。
藤子・F・不二雄の21エモンなどのSF系の話が好きなので、今回はSFにしました。
ある映画のアンサー的な、そんな内容です。
あらすじ
舞台は築34年の6畳の部屋。
半年前から引きこもっている高校1年生のタケシの元へ、突然宇宙人が現れた。
太陽系外惑星(HIP 13044)
謎の宇宙人の謎の研究。
それを手伝うべく、地球人代表としてタケシは24時間の観察に協力することに。
褒美として何でも願いを叶えてくれると言うのだが、タケシの願いはただひとつ『一生引きこもって暮らしたい』
宇宙人はもっと他にも願い事があるだろうとタケシを説得するのだが、タケシは頑なに願い事を変えなかった。
地球人代表となったタケシは、なぜ引きこもるようになってしまったのか。
全ては半年前に起きた出来事が関係していた。
この話は『地球人代表』となってしまったタケシとその家族の物語。