ボウイとロンソンとレスポールと
最近デーモンとThundercatがGorillazのLIVEで再現してたのをインスタで見まして。
「やっぱボウイとロンソンでしょ」
そんなことを思いましてね。
何よりもある程度のビジュアルは必要だと思うわけです。
腹が出たおっさんがやってもやっぱり格好がつかない。
あの時期の、ジギー・スターダストのボウイとロンソンだったからこそ格好がついた。
そう思っています。
▲ロンソン時代は「John, I'm Only Dancing」が一番好きです
私は中学でボウイの音楽に触れ、もちろんロンソンにも触れ、舌ギターどんなものかなと思ってギターの弦をね、舌でピロっと。
正直言って汚いし、何一つ良さはわからなかった。
そりゃそうですよね。
あれは床に置いたギターに一人被さってやってもダメなんですよ。
女房役のロンソンがボウイが舌で弾きやすいようにギターを抱え、組体操のように信頼できる相手とやらなくちゃいけない。
ライブ中に演者同士でアイコンタクトをしますが、それのもっと強化版。
ついに私もレスポールの3Dモデルを手に入れたので、カサイとセドリックを使って再現しました。
あのレスポールはちょっと格好良さを感じます。
でもレスポール自体は別に好きなギターではありません。
フェンダー派なので。
3Dでレスポール舌ギター再現
カサイの身長183cm、セドリックの身長174cm。
体格的には逆ですね。
ミック・ロンソンはカサイと同じ183cmで、デビッド・ボウイはごくごくイギリスの平均身長177cm。
セドリックもアメリカの平均身長なので、逆にした方がしっくりくるでしょう。
実際、これだとセドリックの筋力がかなりしっかりしていないと、カサイごとひっくり返ると思います。
しかし、長年の夢だった「ミック・ロンソンから見たデビッド・ボウイ」を叶えることができました!
こんなアングルで舌ピロピロしてたんですね。
しかし、ジギー・スターダストは解散。
こんな蜜月をすごした二人も別れてしまいます。
ボウイが捨てた形ですが、ロンソンがああいった音楽しかやらなかったつまらなさにうんざりしたんだそうです。
久々に会った時も「まだそんな音楽やってるの?」と言う感じで、ロンソンのセンスを買っていただけに失望したのでしょう。
ボウイは進化の人ですから、ずっと同じ場所で同じ音楽を飽きもせずやってるロンソンの冒険心のなさに哀しみを感じたんだと思います。
しかし、この感情は一般人の私にも非常に理解できるものです。
才ある人が同じ場所で、生ぬるい環境に浸ってるのを見ると勿体ないなぁと感じる。
それと憧れが砕ける感じ。
憧れていたものが陳腐に思えてしまうことは、大きな哀しみであると思っています。
それにしてもレスポール…
他に何か使いみちがないか考え中。