5/23 キスの日
日本映画でキスシーンが初公開となった5/23。
素晴らしいことですよね。表現の自由を感じます。
愛する人とのキスって幸せをもたらすし、時には世界を平和にするし、概念を覆したりもするし、キス一つで表現できることは多い。
印象的なキスシーンは多いですが、やはり大好きなデヴィッド・ボウイが坂本龍一へとキスを贈った戦場のメリークリスマスを思い出します。
さて、Loose Lipsのキスにまつわるこんな話題。
#キスの日 🫦
— Loose Lips@ゲーム制作中【サスペンスBLドラマゲーム】 (@Game_LooseLips) 2023年5月23日
🎮サスペンスBLドラマゲーム
『#LooseLips(SIDE:foggy)』
サイドストーリー・エドよりhttps://t.co/jq5b35WQ55
地元のバーでカサイとエドがキスについて語り合います✨
キスの経験がないエドは酒の力を借りて!?
🎊動画も1000再生ありがとうございますhttps://t.co/b3UwxLc9Pl pic.twitter.com/pNfGetL4wv
Loose Lips(SIDE:foggy)のサイドストーリー・エドにて、女性との交際経験のないエドがカサイに「キス」について相談します。
その後日談が、YouTubeで公開中のこちらの動画。
声優の秋月勇人さん(カサイ役)と同じく声優の葉山九五さん(エド役)ご出演のボイスドラマ。
そこそこ秋月さんのアドリブが入ってると言うね(笑)
貴重なボイスドラマ動画です!
本篇の硬派なシリアスなストーリーと違って、ブラックコメディとでも言うのでしょうか。ふざけた内容ですが、R指定のボイスドラマです。
今はまぁまぁ忙しいので、エドカサイの新しい動画について何も考えていませんが、落ち着いたら新作を公開することができればいいなぁ、と言うふうには思っています。
キスシーンの思い出
10代の頃、時間さえあれば映画を観ていました。
音楽と映画とファッション。
これさえあれば自分が自分として存在できた時代がありました。
まぁ、アイデンティティの確立と言う思春期ですね。
中学を卒業したばかりの春。
高校へは支援団体の支援によって通うことができたので、入学前に挨拶へ伺うことになりまして、ばあちゃんの知り合いのおばあさんに車で送ってもらいました。
帰りは汽車で帰るからと言って、時間まで映画を観ようとシネコンのグッズ売り場なんかをうろうろしてました。
そこに見るからに派手で、顔の整った女子高生がやってきて、私に声をかけたわけです。
当時、私は自分で服を作っていたので奇抜な衣装と奇抜なメイク。
エモなんて呼ばれる部類の、まぁまぁピアスも多いし、声をかけにくい風貌だったと思います。
「何観るの?」と声かけられまして、軽く驚きつつ「まだ何も決めてない」なんて返事をしたと思います。
すると、その子が突然「お金出すから、一緒に映画観てくれない?」って。
驚きました。お金出してくれるの?って。
どうやら彼女は今で言うパパ活女子で、パパが来るまで時間を潰したかったとのこと。
見ず知らずの人間に声をかけた上にお金まで出してくれるのかと、ちょっとした驚き。
実は彼女は、私のことを知っていまして。
ですがこっちはそのことを知らないものですから、見ず知らずの女子高生に声かけられて奢ってもらえるなんて、そんなことある?とちょっと疑っていました。
どうやら軽く付き合いのあった別の学校のグループの先輩の彼女とのこと。
それ、ほぼ他人じゃ…
そのことは、後日また会った時にわかったんですが、こっちは誰かわかんないからめちゃくちゃ美人局的なものかと身構えてたわけです。
なんと言うか、10代ならではの浅く広い交友関係ですよね。
それで結局、名前も知らない彼女と名前も知らない監督のよくわからない映画を観ることになりました。
そこそこ広いスクリーンにたった二人。
ひとつのポップコーンを分け合って映画を観ました。
私はどんな映画もオタクのきらいがあるので真剣に観たい派ですが、彼女はまぁペラペラペラペラずっと喋ってる。黙って観てられないのかと思いながらも奢ってもらってるから適当に相槌を打っていました。
その中で唯一印象に残っているのが、主人公とヒロインのキスシーン。
擦れている派手な彼女が「私もこんなキスがしたい」と、なんだかロマンチックなことを言っていました。
パパ活して、イケメン先輩の彼氏もいて、いくらでもできるでしょと思っていたけど、今思うと背伸びをしすぎたせいで、純粋な青春は送れていなかったのかもしれない。
恋愛に興味があっても、すぐにセックスを求められるようなクイーン・ビー達にはクイーン・ビー達の悩みがきっとあったんだと思います。
そのあと、彼女は私の指輪に気付いて、誰と付き合ってるのかと聞いてきました。
でも誰とも付き合ってないと答えました。
それで乗り切れたと思ってたけど、彼女は後日、私の学校にまで来て、誰にも言わないから誰と付き合ってるのか教えてとしつこく聞き出そうとしてきました。
きっと彼女が可愛い顔で甘えた声を出せば、大抵の男が気を許すんじゃないでしょうか。
でも、秘密と言うものは誰にでもあるものですから。
私もそうベラベラと喋るタイプではないので、ファッションで着けてるだけだと答えて諦めてもらいました。
顔が整っていて、ハワイ生まれで金持ちで、きっと彼女はどんな男も簡単に操れると思っていたと思います。
でも、実際は消費され、叶わないロマンチックなキスや恋愛に憧れる10代の少女でした。
他人の秘密の一面を垣間見たような、ちょっと不思議な体験でした。
人間って本当に面白いと思います。