セドリックとエリカの関係
セドリック(セディ)は、カサイの元妻エリカと親友だった。
エリカは多く秘密を抱えていた女性でした。
しかし、カサイは家庭を顧みない男だったので何一つ気が付きませんでした。
セディとエリカの関係はもちろん、エリカとその他の関係も。
1作目のLoose Lips(SIDE:rainy day)内で、出会いは語られています。
あと、普段の二人のやり取りはこちらの動画でわかるかと思います。
セディはエリカと親友関係を築くのですが、それは全てカサイに秘密を打ち明ける為の準備でしかありませんでした。
そんな二人の出会いをしっかりと描いたことはありません。
でもイメージはしっかりと持っていました。
セディとエリカの出会い
"She was standing smoking counting stolen chang"
— LIKEMAD_GAMES【公式】40Killer😎 (@likemad_games) 2021年4月24日
エリカがモールの出入り口で突っ立って煙草を吸ってる、でも誰も彼女に声をかけない
バイト中のセドリックと目が合う、1回、2回、たぶん3回合ったらエリカから声をかけた
二人の出会いをイメージしたんだよね pic.twitter.com/VWjIPx5aFa
セディはカサイのインタビュー映像を観たあと、ウルティモアへと移りショッピングモール内にあるペットショップでアルバイトをはじめています。
田舎町のモール。唯一のたまり場。老いも若きも集う場所。
若いエリカは地元町とは言え、友人もおらず、カサイも仕事ばかりでしたので意味もなく日がな一日そこで煙草を吸っていた。
どこかで「遊び相手」「危険な出会い」を期待していたと思います。
セディはそんなエリカに近付く為にその場所でバイトをはじめた。
あとは睡眠薬の入手が簡単だったことも大きな理由。
セディは動物へ対する愛情は少しも持ち合わせていませんが、以前も以上の理由からペットショップに勤めていました。なのでセディは結構長い間、ペットショップ勤務だと言うことです。
ちょっと脱線しましたが、二人の出会いはショッピングモール。
エリカはショッピングモールの出入り口で煙草を吸いながらこちらをチラチラと見るセディに目配せをして、自分も興味があることを知らせます。
何度か目があってついにエリカから声をかけます。
「最近入った子?」
「え?なに?」
「吸う?」
そう言って煙草を差し出すエリカにセディは手を振って笑顔で言う。
「動物が嫌がるから」
「あぁ、ワンちゃん?」
「うん、そう」
「よかったら見ていく?」
「ダメ、あたし犬嫌いなんだ」
補足1
多分、何度かカサイと揉めたと思います。
カサイは大型犬を飼いたがって、エリカは嫌がった。
元々何一つ合わない二人だったと思います。
新婚旅行の行き先然り、諸々と。
エリカはセディに対してボディタッチで誘った。
でもセディは正直に言う。
「僕はゲイだから、その気はないよ」と。
でもエリカは落ち込むどころか喜びます。
「あたしさ、ゲイの親友が欲しかったんだ」
補足2
セディはうんざりですよね(笑)
いわゆる「Fag hag」ですから。
ゲイをなんだか特別視している、一番親友なんて呼びたくない輩。
そう思っています。
でも時代は90年代、まだ世の理解が追いついていない時代。
仕方がないのかもしれませんね。
ちょっと脱線しますが、セディはあえて「ゲイ」のステレオタイプからは外しました。
筋肉質でもなく、ヒゲも男臭さもない。
ファッションに興味があるわけでもなく、お洒落でもない。
セディは陰気だし、モテない。
だけど、そんな男が33人を殺害し死刑囚になった途端にモテた。
不条理であり、嘆かわしい。
そして、Idiot
だけどセディは世界中の愛なんて求めていない。
愛なんてこれっぽっちも興味がない。
そうして陰気なゲイのシリアルキラーと、それにまとわり付く「わかってるアタシ」のエリカと言う不思議な関係がはじまります。
エリカはまさかセディが自分の夫を狙っているとは知りません。
もちろん過去に関係があったことも。
カサイもまさか一度関係をもった男がエリカに不倫を勧め、コンドームに穴を開けるように助言したなんて想像もしていません。そして、その男を取調べていることも。
夫婦とは言え、互いのことを全て知っているとは言い切れないし、全て知る必要もないと思っています。そこには信頼関係がないとダメなわけです。でも、この夫婦にははじめから信頼などありませんでした。
バーで出会ってナンパして、セックスに貪欲なエリカがビッチでたまらなくて、たぶん結婚も彼女が「子供ができた」と嘘をついたんじゃないかと思います。
カサイに結婚する気はなかったが仕方がなく結婚したら、妊娠は嘘で、エリカは「全部あなたが仕事ばかりのせい!」とヒステリックに喚き、精神病院へ。
アイリーンのことがあったので離婚せずに支えようと気持ちを入れ替えたカサイですが、セディによって全部がめちゃくちゃになって更地になりました。
それが1作目の終わり。
でも、セディはそんなカサイに「僕に感謝することになる」と本気で思っています。
実際、カサイは感謝したのでしょうか?
いえ「俺の人生をめちゃくちゃにしやがって!」と3作目の『Loose Lips(SIDE:foggy)』第一話で怒っています。
それが第八話ではどう変化しているのか――?
今月末、公開予定の第八話をどうぞお楽しみに!
サスペンスBLドラマゲーム『Loose Lips(SIDE:foggy)』