まずは哀悼の意を表したいと思います。
鳥山明先生。
アメコミライクのDr.スランプアラレちゃん。
それから大友克洋ライクなメカメカしい、土埃を感じさせるメカデザイン。
ゲーム、ドラゴンクエストのキャラデザ。
大変心躍らされ、楽しませていただきました。
ドラゴンボールごっこをして遊んだ幼少期。
思い出はたくさんあります。
ありがとうございました。
どうぞ安らかにお休みください。
4です。
DSリメイク版。
ピサロが仲間になるバージョンからのドラクエスタートです。
そのあと順調に、5,6,7,8、9、11。
プレイを積み重ねてきました。
どれもこれも楽しかったですが、やっぱり「4」が原点なんです。
一人の勇者のもとに導かれし仲間達が集う。
あれに勝るワクワク感ったらない!
それぞれが旅の目的を持ちながら、勇者のもとへ集う。
そして、巨悪を倒す。
何よりも最後のワンシーン。
あの「4」は最後のワンシーンの為に存在していると言っても過言じゃない。
村に戻ってきた勇者。
デスピサロを滅ぼし、世界を平和にし、一人故郷の村へ戻るわけです。
デスピサロに村は滅ぼされ、人っ子一人いない。
寂しい。世界を救ったというのにもう自分を待っていてくれる家族や友人はいない。
そんな勇者の元に幼馴染のシンシアが現れ、最後だきっとするんです。
「シンシアああああああ!」
私の心の絶叫です。
勇者は基本「はい、いいえ」しか喋んないので。
死んだはずのシンシアのドット絵が最後にぬるっと動いて、しっかりと抱きあうんですが、たぶん……きっと、幻なんですよ。
それが切なくてたまらない。
ドラクエは鳥山先生のぱきっとしたキャラデザに反して、心から明るく笑えるような物語の印象はなくて、どこかダークなファンタジーだなといつも思っていました。
それがドラクエの特徴であると思いますし、考えさせられるエピソードも多い。
だからこそ、世界を救うことに意味があるんじゃないかと思います。
ドラクエはキャラデザもいいですが、同じくらい音楽も素晴らしい!
ドラクエと言えばオーケストラ調の故すぎやまこういちさんの音楽が物語を引き立てています。
すぎやまこういちさんの楽曲と言えば、みんな大好き「帰ってきたウルトラマン」
この曲も好きです。
youtu.be
脱線しましたが、ドラクエはキャラクター、音楽、どこをとっても「ドラクエ」と分かるところがすごいなといつも思っていました。
マリオでもそうですが、楽曲を聴くと遊んだことのないシリーズでも「マリオだ」「ドラクエだ」と不思議と分かるんです。
グラフィックも、敵キャラクターを見て「ドラクエだ」ってわかるでしょう。
そういうゲームを私も作りたい。
と言う気持ちでいつもゲームを作っています。
思い描いてるものを上手く形にできるかと言われると、全然できませんし、まだまだ勉強しなければいけないことも多いです。
でも、世の中の巨匠や神様とすら言われる人たちの作品に触れて感じる心の動きには敏感でありたいし、いつまでもそういった作品へ純粋な憧れを抱き続きたいと思います。
鳥山先生は日本での活躍は多くの方が知っているところですが、海外でもめちゃくちゃ認知度が高く、特にラテンアメリカでのドラゴンボールの人気は恐ろしいくらい。
以前マイクと言う友人がいまして、彼は北米出身でしたがめちゃくちゃドラゴンボールが大好きで、日本で山ほどグッズを買って帰国しました。
実はアニメはドラゴンボールよりDr.スランプアラレちゃんの方を好んで見ていまして。
ドラゴンボールは微妙に世代じゃなかったので、ちょっと上の兄ちゃんらがハマってた感じですね。
Dr.スランプアラレちゃんは、アメコミライクなキャラデザがめちゃくちゃキュートで、再放送をいつも楽しみにしていました。
子供の頃からファンションが好きだったので、アラレちゃんのお洒落な着こなしはたまりませんでした。
帽子被ってる女の子めちゃくちゃ好きなんですが、もしかするとここが出発点だったのかなと。
キャプアメ的な羽付き帽子とゴーグル、アンドロイド、ボーイッシュなカッコ可愛いファッションセンス。好きな要素が盛り沢山です。
ちなみにLIKEMAD_GAMESのマスコット・テスコ。
アラレちゃんがモデルのノイジーなキャラクターです。
鳥山先生から影響を受けた人たちが国境も世代も越えて、彼の死を悼み、そして感謝していると思います。
久々に描いてみました。
Dr.スランプアラレちゃん。
このデザインはいつ見ても完璧です。