今週のお題「ゾッとした話」
ボクシングが好きなので、先日記事にもしましたが「WBC・WBO 世界スーパーバンタム級タイトルマッチ スティーブン・フルトン VS 井上尚弥」を楽しく視聴しました。
父親がボクシング好きで子供の頃から共に観戦したり、父親の職業柄一日中、国内外のスポーツチャンネルがついていたりと、まぁ英才教育を受けたわけですが、ある時先輩とボクシングについての話をしていました。
私「実は、パンチドランカーになったんですよ」
先輩「…………」
パンチドランカーとは、ボクサーの職業病とも言える慢性的な脳症のこと。
認知機能の低下や精神的な疾患を引き起こします。
私からの突然の告白。それもなかなかヘビーな話。
そりゃ絶句しますよね。
しかし、私はまだこの時気づいていなかった。
私の言う「パンチドランカー」がパンチドランカーではなかったことに!
先輩「病院行ったんか?」
私「病院は行ってないです。すぐ治るんで」
先輩「…………」
私「しかも2回もなったんですよ」
先輩「えっ、2回も!?!?」
あのときの先輩の引きつった顔は今でも忘れません。
絶対にこう思ったはず「もう手遅れだ」と。
確実に脳に障害が出てると思った顔でした。
私「まだ残ってるかな。これです。これが1回目のパンチドランカー」
そう言って私が先輩に見せたもの、それは――――――
拳に出来た傷だった。
先輩「それパンチドランカーちゃうで!」
そこでようやく私は「拳にできる傷=パンチドランカーではない」と知りました。
どこでどう間違えたのか、パンチドランカーって拳に出来る傷のことだと思っていたんですよね。
そこそこ長い期間勘違いしていたみたいです。
先輩は色んな意味でゾッとしたと思いますし、私も自分の無知具合にゾッとしました。
ほかにも「サンテ40」と言う目薬が買えなかった事件とか、指の先っちょの切断に気づかなかった事件とか、ゾッとしたことはいくつかありますが、今回は「パンチドランカーがパンチドランカーじゃなかった」というゾッとした話でした。
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